私が「人をダメにするソファ」を手放した理由
先日仰々しく、サバンナを手放したお話をしましたが…

実はその日、もう一つの大物を手放していました。
それは、ビーズクッション。
「人をダメにするソファー」と言う名で一世を風靡したこの子、我が家にも1つありました。
暖かくもあり、優しく体を包み込んでくれて…何、この至福。
そう魅了され、数年ほど使用したでしょうか…。
手放そうと感じ始めたきっかけは、ダニの発生。
いつの頃からか、このソファに座ると、太ももが盛大にかぶれるようになったのです。(しかも、なぜか私だけ)。
天日干しやら、布団乾燥機のダニ退治モードで温めてみたりやら、何度か対策を講じてはみたのですが、1度患ってしまった不信感は拭えず…。
半年ぐらいは、猫様にお譲りしておりました。
そしていつの日か、猫様すら使わないようになってしまう有様。
こうなれば、ただの大きなオブジェです。
ただただ置いておくには、とてもとても大きなモノ。
家族会議で「捨ててよし!」と結論が出たので、このたびお別れすることになりました。
ビーズクッションとの戦い
ゴミ袋で分けて出せば良いか…。
こさか
そう、ごく軽く考えておりました。
このあと、大惨事が起こることも知らずに…。
ビーズクッションの中に入っているのは、微粒子ビーズ。
直径約0.5mmほどの白い球体です。
ただのゴミとして出すには大きいサイズのクッション。
解体して、ビーズをとり出さねばなりません。
まず、デニムのクッションカバーを取り外します。
クリーム色のクッション本体が、でろんと体を横たえます。
ここまでは順調。
さぁ、ハサミを入れるぞ。
小麦粉の袋見たく、端から中身がサラサラ流れてくれるだろう…。
甘かった。大甘でした。私の馬鹿。
本体を破ったのが、運の尽き。
ブワッと微粒子ビーズが舞ったかと思いきや、手やら壁やらに張り付きまくってくるではありませんか!
こさか
しかも、なんか勝手に飛ぶくせに、さらさら落ちてくれない。
仕方がないので、開封した切り口に手を突っ込んだら、手の皮膚にまんべんなく微粒子ビーズが寄り添ってきます。
「濡れ手に粟」ってこんな感じでしょ、絶対。
き、気持ち悪い。手だけ「ねるねるねるね」になったような気分。
クッション本体を裂いたら、出てきた怒涛のビーズの山。
多いだろうとは予想していたけれど、こうも扱いづらいとは。
お片づけ祭以来かな…白い…白いよ…あはは……。
こさか
私はただただ途方にくれ、1分ほど立ち尽くしました。
ただ、弾かれたように次の事件に気がつきます。
こさか
こんなの、絶対体に悪いでしょう!?
ザアッと背中に冷たいものが通り過ぎる感覚に襲われます。
こさか
こんな所で思考停止してる場合じゃない。
とりぼんに、絶対にビーズを舐めさせる訳にはいかない!
慌てた私は、とっさにリビングからクッションとビニール袋を階段に退避させ、旦那おヒロと作業を続けることに。
こさか
おヒロ
こさか
おヒロ
ケーキカット以来の、2人がかりの共同作業だったのではないでしょうか。
格闘の末、42Lのビニール袋4袋になんとか納めることに成功し、へにゃりと階段にうずくまりました。
ああ、多数をまとめる「枠」って、素晴らしい。
心から、そう思った出来事でした。
戦いの果てに学んだ、ビーズクッション廃棄の教訓
教訓。
ビーズクッションは、解体せずに粗大ゴミで捨てましょう。
我が家にはまだ、難を逃れたビーズクッションがふよふよと滞在しています。
ありがとう、ビーズクッション。
君は強い子でした。
コメントを残す