マラソンのお話シリーズ!
今日は先日完走した、BMWベルリンマラソン2018について書き残そうと思います!
大会前に行なった対策
目標の設定
参考 Abbott World Marathon MajorsAbbott World Marathon Majors東京マラソン、ニューヨークシティマラソンを完走できた2015年から、世界6大マラソンを完走することを目標としています。
ベルリンマラソンは、私にとってワールドメジャー3本目、世界最速コース。
目標はサブ4(4時間切り)です。
大会に向けたトレーニング
日々のトレーニングは2月から通っている月8回ペースのGYMワークを継続。
オレンジセオリー・フィットネスにお世話になっています。
参考
【公式】オレンジセオリー・フィットネス青葉台オレンジセオリー・フィットネス
とにかく体幹を強くすることに重きを置いていました。
大会前夜に準備したこと
3日前にベルリン入りしていたこともあり、時差ボケもなく、硬水にも慣れ、体調は良好。
友人がトリガーポイントのボールとローラーを持ってきていたので(流石!)、お風呂の後に毎日筋膜リリースしていました。
激痛!だけど、それが効く!!
テーピングは足首のみ。
ウエストポーチの中身はこんな感じ。
- サプリメント(メダリスト4本)
- iPhone7+
- Wi-Fiルーター
- エリアマップ
- ホテルのカードキー
今思えば、ルーターがちょっと重たかった。
Runの時だけローミングしてもよかったかも(´・ω・`)
大会当日!各地点の気持ちの動き
当日は10時5分スタート。絶好の天気でした♪
START〜20km
戦いの女神に祝福され、HブロックからRunスタート!
ドイツはとにかく乾燥しているので、水分不足をカバーするためにペットボトル手持ち。
1番はじめの給水地点で捨てる戦略でいきました。
そして、寒さ対策のためにカッパ着用。スタートと同時に脱ぎ捨てます。
…周りの人達の早いこと早いこと!
流れに合わせたら5:10/km〜5:30/kmのペースと確認できた時、ウォッチで自分のペースを頑なに保つか、体の感覚を優先するかを悩みました。
普段トレッドミルで走る時のベースペースは5:40/km。
周りに合わせたら確実にオーバーペース。
さぁ、どうする?
その時の直感は、「体に従え、困ったら助けてもらえる」。
プッシュペースの5:30/kmで突っ込みます。
助けてもらえると信じてたら、やっぱり辛いときに
「IZUMI〜!」
「Japan〜Keep Going〜!!」
「アナナース!(←ドイツ語でパイナップルの意味)」
「頑張りましょう!」
と沿道からもランナーからも声を掛けてもらえ、本当に本当に助かりました。
応援は走る力になります。
持ってきていたメダリストは、20kmまでで4本全てを使い切りました。
スポーツドリンクの味をチェックしたら、完全にNG。
暖かく少し甘い紅茶の方はOKだったので、水とTEAで水分補給します。
補給食のりんごとバナナも早めに食感をチェック。
りんごは美味しいんだけど繊維が多く、トイレ回数が増えそうだったのでスルー。
後半のエネルギーは安定のバナナ様頼みとなりました。
20km〜37km
オーバーペースで走っているので、もちろん失速(笑)
体感で一番辛かったのは25km〜32km。
この辺りは、足だけで走らないように…と姿勢をとにかく気をつけました。
トイレが少し不安になり、1回立ち寄り。(待ちなし。)
4時間15分のペースメーカーに抜かれた事もあり、ほんの少しだけネガティヴスピリットになった区間です。
気をつけたことは、内省するのではなく、周りを広く感じること。
異国を走っている。応援してくれてる。それを無視するな。
みんなそれぞれの、42.195kmの物語を感じている。
モヤモヤと自分の不安のことばかり考えるな。
そんなことを思っていたら、歌の師匠MISUMIさんがカバーしていた「purple rain」を歌っているバンドさんが登場し、これまた運命を感じました(笑)
今回の沿道の応援は生バンドがとても多く、音楽が力になる事も多分に感じられましたよ!
最近のフルマラソンでは、残り10kmを切る32kmを通過すると、体がカウントダウン体制にはいって徐々に元気になってきます。
補給でパワージェルが配布されましたが、これも味がNGでひと舐めで終了。
パワージェルの味は、海外のものは味が厳しいことが多いので、EXPOなどでのチェックがおススメです!
37km〜Finish
気力が完全に回復して、スパートをかけた区間。
ここで思ってたことは1つだけ。
「5kmなんて誤差の範囲。」(←強気w)
PB更新がなんとなくみえたので、
「1分でも、1秒でもいい。とにかく更新してやるー!」
と、とにかくガンガンいきました。
ウルトラ100km挑戦の時にやった、ボロボロのラストスパートを経験していたからこその強気だったと思います。
あの時の私ができたんだ、今なんて余裕でしょ?
南房総みちくさウルトラマラソン100kmを完走した時の準備と対策、各距離のフィーリング
給水もスルー。
ブランデンブルク門が見えた時には、「戻ってきたよ〜!」という感動よりも、「フィニッシュゲートどこだこのやろー!」という闘争心で周りの人達をごぼう抜いてました(笑)
そうしたら中継のモニターにぬかれていたみたいで、Finishした後に
「君、映ってたぜ!」
「頑張ったな!写真とろーぜ!」
と各国の方に絡んでもらえて嬉しかったです♪
まとめ
結果は、目標のサブ4切りは逃しましたが、1分PB更新。
路面も硬く、空気も超乾燥している異国の地で、いつものペースが出せたことは良い経験となりました。
残るチャレンジは、ボストン、シカゴ、ロンドン。
年齢別資格タイムが必要な大会が残ってきたので、本格練習が必須です!
宣言通り、このスニーカーとはベルリンでお別れ。
久しぶりにとても寂しくて、ハートのトートバッグに包んで「ありがとう」と抱きしめてきました。
今回はパイン帽子と日本鉢巻をしてした事もあり、本当に気持ちを強く持ったまま走れた大会でした。
平和ボケしていない国。悲しい壁を乗り越え、闘っていた国。
この地を踏みしめて、私は、私の戦いを。
そう思いながら突き進みました。
Runチームの仲間21人で楽しく充実した時間をおくれていたことも何よりのエネルギー!
インターエアーのわかこさんから沢山のベルリンの歴史をお聞きしていた事も力になりました。
本当に楽しく充実した日々をありがとうございました。
また絶対来ます!
コメントを残す